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醒睡笑 巻3 文の品々
8 また商人遠島より古郷へ便りあるといふ時妻のもとへ文(ふみ)並びに・・・
校訂本文
また、商人(あきびと)、遠島より古郷へ便りあるといふ時、妻のもとへ文(ふみ)並びに音信(いんしん)をしけるが、
態(わざと)一筆(ひとふで)。針三本、千松泣かすな、火の用心、かしく。
とも書きたり。
翻刻
一 又商人(あきびと)遠島(えんたう)より古郷(ふるさと)へたよりあるといふ/n3-34r
時妻のもとへ文ならひにゐんしんをしけるが 態(はさと)一筆(ふて)針(はり)三本千松(せんまつ)なかすな火の用心 かしくとも書たり/n3-34l
text/sesuisho/n_sesuisho3-074.1634956956.txt.gz · 最終更新: 2021/10/23 11:42 by Satoshi Nakagawa