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text:sesuisho:n_sesuisho1-oku

醒睡笑 巻1 奥書

巻一奥書

校訂本文

元和元年のころ、安楽庵咄を所望いたし、承り候へば、別しておもしろく存ずるに付けて、「御書集して草子にいたし給ひ候ふやうに」と申し候ふ処、一両年過ぎ、八冊に調へ給ひ候ふ。紛失してつかまつるかと存じ、奥に書付け置くなり。

 寛永五年三月十七日      重宗1)

翻刻

元和元年之比安楽庵咄を所望いたし
承候へは別而おもしろく存るに付て
御書集して草子にいたし給候やうにと
申し候処一両年過八冊に調給候紛失
て仕かと存奥に書付置也

 寛永五年
  三月十七日      重宗/n1-79r
1)
板倉重宗
text/sesuisho/n_sesuisho1-oku.txt · 最終更新: 2021/09/09 11:53 by Satoshi Nakagawa