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醒睡笑 巻1 落書
32 京にて日吉大夫能をするに浮舟の始まりてよりここを先途と降りければ・・・
校訂本文
京にて日吉大夫(ひよしだいふ)、能をするに、浮舟の始まりてより、ここを先途(せんど)と降りければ、何者やらむ、歌を詠み舞台へ投げ上げし、
名は日よし能するたびに雨降りて芝居のうちにうき舟をこぐ
翻刻
一 京にて日吉大夫能をするに浮舟(うきふね)の始(はしま)り/n1-33l
てよりここをせんどとふりけれはなにものや らむ哥をよみ舞臺へなげあけし 名は日よし能するたひに雨ふりて 芝居のうちにうきふねをこく/n1-34r
text/sesuisho/n_sesuisho1-075.txt · 最終更新: 2021/05/05 18:36 by Satoshi Nakagawa