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text:myotatsu:ka_myotatsu07

僧妙達蘇生注記

7 壬生良廉

校訂本文

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陸奥(みちのくに)にありし大目(だいさくわん)1)が壬生の良廉(よしかど)と云ひし者は、法華経千部を書き奉り、当国の国分寺にして書き供養し奉りてのち、比叡(ひえ)の山2)にすくゐといふ所に運び上げて置きたり。この功徳によりて、百済国の第一の人となれり。後には必ず仏になるべし。

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翻刻

陸奥ニアリシ大サク官カ壬生ノ良廉(カト)ト云シ者ハ法花経千部ヲ
書タテマツリ当国ノ国分寺ニシテ書供養シタテマツリテノチヒエ
ノ山ニスクヰトイフ所ニハコヒアケテオキタリ此功徳ニヨリテ百済
国ノ第一ノ人トナレリ後ニハカナラス仏ニナルヘシ/n2-52l・e2-49l

https://dl.ndl.go.jp/pid/1145963/1/52

1)
「大目」は底本「大さく官」。
2)
比叡山延暦寺
text/myotatsu/ka_myotatsu07.txt · 最終更新: 2024/10/04 21:57 by Satoshi Nakagawa