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text:karakagami:m_karakagami1-08

唐鏡 第一 伏羲氏より殷の時にいたる

8 帝摯

校訂本文

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次をは帝摯(ていし)1)と申しき。これは帝嚳(ていこく)の長子にておはしますゆゑに位につき給ふ。異母の弟放勲(はうくん)2)、徳さかりにして、諸侯ことごとくに帰し奉りしかば、御位を譲り奉りて帝摯は高辛に封ぜられ給ひき。帝摯の立つること不善(よからず)して、崩れ給ひぬとも申したり。

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翻刻

次をは帝摯(ゲウ)と申きこれは帝嚳(コク)の長子にておはします
ゆへに位につき給ふ異(イ)母の弟放勲(ハウクン)徳さかりにして諸侯(シヨコウ)ことことくに帰し
たてまつりしかは御位をゆつりたてまつりて帝摯(テイシ)は
高辛に封(ホウ)せられ給き帝摯の立ること不善(ヨカラズ)して崩給
ぬとも申たり/s13l・m25

https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100182414/viewer/13

1)
底本、「摯」に「ゲウ」と読み仮名。後に「テイシ」と読み仮名があるためこれに従う。
2)
text/karakagami/m_karakagami1-08.txt · 最終更新: 2022/10/11 15:58 by Satoshi Nakagawa