text:ise:sag_ise120
第120段 昔男女のまだ世経ずと覚えたるが・・・
校訂本文
昔、男、女のまだ世経ずと覚えたるが、人の御もとに忍びて、もの聞こえてのち、ほど経て、
近江(あふみ)なる筑摩の祭とくせなむつれなき人の鍋の数見ん
翻刻
むかしおとこ女のまたよへすとおほえた るか人の御もとにしのひてものきこえ てのちほとへて あふみなるつくまのまつりとくせなむ つれなき人のなへのかす見ん/s121r
text/ise/sag_ise120.txt · 最終更新: 2024/03/02 12:46 by Satoshi Nakagawa