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text:chomonju:s_chomonju353

古今著聞集 馬芸第十四

353(序) 神事の庭には競馬を先とし公事のみぎりには青馬をはじめとす・・・

校訂本文

神事の庭には競馬(くらべうま)を先とし、公事のみぎりには青馬(あをうま)をはじめとす。しかのみならず、武徳殿に御幸なりて、さまざまの馬芸を尽くさる。また信濃の駒を引きて、左右の寮に給ひて、礼儀にそなへらる。およそこの芸は、乗尻の好む所なり。随身の専らにする所なり。

翻刻

古今著聞集巻第十
  馬藝第十四
神事の庭には競馬を先とし公事の砌には
青馬をはしめとすしかのみならす武徳殿に御幸
なりてさまさまの馬藝をつくさる又信濃の駒を
引て左右の寮に給て礼儀にそなへらる凡此藝は
乗尻之所好也随身の所専也/s259l

http://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100190287/viewer/259

text/chomonju/s_chomonju353.txt · 最終更新: 2020/04/29 22:47 by Satoshi Nakagawa