さいぎょうものがたり
鎌倉時代中期ごろ成立したと考えられる、歌物語形式の物語。
西行の出家から、隠棲、陸奥の旅、四国の旅、そして死までを、当時知られていた説話・伝説と、西行の歌集により時系列的に創作したもの。
創作姿勢はかなり自由で、史実とあわない部分や、本来の意味とは違う歌を説話中で使用している部分が見られる。