rhizome:折句
折句
おりく
和歌の修辞法の一つ。
物の名前を歌の各句の最初に入れて読み込む方法。修辞的な効果よりも、言葉遊び的な要素が強い。
まあ、あいうえお作文みたいなもんですな。
- 唐衣(からころも)/きつつなれにし/つましあれば/はるばる来きぬる/旅(たび)をしぞおもふ 『伊勢物語』
- 「杜若(かきつばた)」が読み込まれている。
また、各句の最初と最後に読み込む方法を「沓冠(くつかうぶり・くつかむり)という。
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- 「米たまへ(よねたまへ)銭もほし(ぜにもほし)」が読み込まれている。
- この場合、「ぜにもほし」は下から上へ読むようになっているが、上から順番に読む方が多い。
rhizome/折句.txt · 最終更新: 2014/04/07 03:42 by Satoshi Nakagawa