rhizome:六条藤家
六条藤家
ろくじょうとうけ
六条家ともいう。藤原顕季を始祖とする和歌の家柄で、顕季の第三子藤原顕輔への人麿影と歌説の伝承により、世襲による和歌の家が始まった。
顕輔は詞花和歌集の選者となり、撰進の際一門が補佐し、久安百首のころには甥の藤原家成一族を加えて、六条藤家は歌壇の中心勢力となった。
顕輔の子、藤原清輔は父親とは不仲だったものの、実力を認められて後継者となり、『奥儀抄』などの歌学書により実証的な六条家歌学を確立した。
清輔以後、藤原俊成の御子左家と対立するようになり、短命の藤原重家を経て、藤原季経・顕昭の代では対立が深くなった。
rhizome/六条藤家.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 by 127.0.0.1