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大和物語

第35段 堤の中納言内裏の御使にて大内山に・・・

校訂本文

堤の中納言1)、内裏(うち)の御使(つかひ)にて、大内山(おほうちやま)に院の御門おはしますに、参り給へり。もの心細げにておはします。いとあはれなり。

高き所なれば、雲は下(しも)より、いと多く立ちのぼるやうにて見えければ、かくなん、

  白雲(しらくも)の九重(ここの)へに立つ峰なれば大内山といふにぞありける

翻刻

つつみの中納言うちの御つかひにておほ
うちやまに院のみかとおはしますに
まいりたまえりものこころほそけに
ておはしますいとあはれなりたかき所
なれは雲はしもよりいとおほくたち
のほるやうにてみえけれはかくなん
  しら雲のここのへにたつみねなれ
  はおほうちやまといふにそありける/d20r
1)
藤原兼輔
text/yamato/u_yamato035.txt · 最終更新: 2017/06/11 12:06 by Satoshi Nakagawa
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