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徒然草

第158段 盃の底を捨つることはいかが心得たるとある人の尋ねさせ給ひしに・・・

校訂本文

「盃の底を捨つることは、いかが心得たる」と、ある人の尋ねさせ給ひしに、「凝当(ぎようたう)と申し侍るは、底に凝りたるを捨つるにや候ふらん」と申し侍りしかば、「さにはあらず。魚道(ぎよだう)なり。流れを残して、口のつきたる所をすすぐなり」とぞ仰せられし。

翻刻

盃のそこをすつる事は。いかが心得たると
或人の尋させ給しに。凝当と申
侍るは。そこにこりたるをすつるにや候らん/w2-20l

http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he10/he10_00934/he10_00934_0002/he10_00934_0002_p0020.jpg

と申侍しかば。さにはあらず魚道也。
流をのこして。口のつきたる所をすすぐ
なりとぞおほせられし/w2-21r

http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he10/he10_00934/he10_00934_0002/he10_00934_0002_p0021.jpg

text/turezure/k_tsurezure158.txt.txt · 最終更新: 2018/10/01 16:38 by Satoshi Nakagawa
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