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蒙求和歌

第14第16話(216) 戴馮重席

校訂本文

戴馮重席

戴馮1)、才、世に聞こえ、義理、人に過ぎたりけり。

おほやけ、正旦2)の朝賀に、文道に賢き人を抜き出でて、召し合はせて、論談をなして、試みらるるに、負けたる人の筵取りて、勝ちたる人の筵に重ねられけり。

時に戴馮、五十余枚を重ねてけり。天下、目を驚(おどろ)かし、人、ことごとく讃めけり3)

  五十余(いそぢあま)の春の筵を重ねけることばの花にしくものぞなき

翻刻

戴(タイ)馮(フ)重席  〃〃才ヨニキコヘ義理人ニスキタリ/ケリヲホヤケ正直ノ朝賀ニ文道ニ
カシコキ人ヲヌキイテテメシアハセテ論談ヲナシテココロミラルルニ
マケタル人ノ莚トリテカチタル人ノムシロニカサネラレケリ時ニ戴/d2-44l
馮五十余枚ヲカサネテケリ天下目ヲオトロカシ人悉クホメケ□
  イソチアマノ春ノ莚ヲカサネケルコトハノハナニシクモノソナキ/s2-45r
1)
典拠・後漢書ともに「戴憑」で、こちらが正しい
2)
「正旦」は底本「正直」。書陵部本により訂正。
3)
底本、最後の「り」虫損。書陵部本により補う。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka14-16.txt · 最終更新: 2018/03/21 22:14 by Satoshi Nakagawa
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