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蒙求和歌

第14第3話(203) 蒼舒秤象

校訂本文

蒼舒秤象1)

魏の蒼舒2)は武帝の小子、鄧哀王の字(あざな)なり。九歳にして成人智を得たり。

孫権といふ者、武帝3)に大象を奉り、いかほどと知らむことを思しけり。群臣に問はるる。答へて申す人なし。

蒼舒がいはく、「象を船乗せて、船の沈む水のたけを刻みて、物を量りて船に積みて、比べて知りぬべし」と言ふに、衆、みなこの智につきぬ。

  浮き船の行くをば誰かしらなみのわかの浦風おもひよらずは

翻刻

蒼舒(シヨ)秤(ヘイ)象(シヤウ)  魏ノ蒼舒ハ武帝ノ小子㔁(トウ)哀王ノ/字ナリ九歳ニシテ成人智ヲエタリ孫
権トイフモノ武帝ニ大象ヲタテマツリイカホトトシラムコト
ヲオホシケリ群臣ニトハルルコタヘテ申人ナシ蒼舒カ云ク象ヲ/d2-39l
船ノセテ船ノシツム水ノタケヲキサミテ物ヲハカリテ船ニツミテクラ
ヘテシリヌヘシトイフニ衆(シウ)ミナコノ智ニツキヌ
      ウキフネノユクヲハ誰カシラナミノ
      ワカノウラ風ヲモヒヨラスハ/d2-40r
1)
通常「蒼舒称象」
2)
曹沖
3)
曹操
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka14-03.txt · 最終更新: 2018/03/16 02:28 by Satoshi Nakagawa
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