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蒙求和歌

第12第8話(178) 荀勗音律

校訂本文

荀勗音律

晋の荀勗、字(あざな)公曹なり。鍾繇が外孫なり。よく音律をわきまへたりけるに、楽官になされにけり。

昔、趙の商人の、路に牛角に鐸を懸くるに遇ひて、その声を識る。後に、音韻いまだととのほらざるに、荀勗がいはく、「趙の牛角の上の鐸を得て、すなはちととのへてむ」と言へり。

時に郡国(こほりくに)より、ことごとくに送らしむるに、音律ととのほることを得たりと言へり。

  澄み濁る声の響きを知る人の心の水の浅からぬかな

翻刻

荀勗音律  晋ノ荀勗アサナ公曹ナリ鍾繇/カ外孫ナリヨク音律ヲワキ
マヘタリケルニ楽官ニナサレニケリ昔遇趙商人於路
懸鐸於牛角識其声後ニ音韵イマタトトノヲラサルニ/d2-30l
荀勗カ云ク趙ノ牛角ノウヱノ鐸ヲエテスナハチトトノヘテム
ト云ヘリ時ニコホリクニヨリコトコトクニヲクラシムルニ音律トト
ノホルコトヲエタリト云ヘリ
      スミニコルコエノヒヒキヲシル人ノ心ノ水ノアサカラヌカナ/d2-31r
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka12-08.txt · 最終更新: 2018/02/28 15:24 by Satoshi Nakagawa
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