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蒙求和歌

第7第3話(103) 郭文遊山

校訂本文

郭文遊山

晋の郭文、字(あざな)文挙といふ。心を山水の景気にそめて、人の跡絶えたる山陰(やまかげ)の木(こ)のもとに、仮庵(かりいほ)を1)結びて、一人日数(ひかず)を送りて、家路を忘れけり。世の交はりを好まずして、好ける心に身をまかせつつ、あくがれ歩(あり)きけるなり。

悪しき獣(けだもの)、傍らにあれども、害をなさず。

  小倉山の花とも道にあくがれて都のうちは住む名ばかりぞ

翻刻

郭文遊山
晋郭文アサナ文挙ト云心ヲ山水ノ景気ニソメテ人ノ
アトタヘタル山カケノコノモトニカリイヲホムスヒテヒトリ
ヒカスヲヲクリテイヱチヲワスレケリヨノマシハリヲコノマスシ
テスケル心ニミヲマカセツツアクカレアリキケルナリアシキケタモ/d1-50l
ノカタハラニアレトモ害ヲナサス
  ヲクラ山ノ花トモミチニアクカレテミヤコノウチハスムナハカリソ/d1-51r
1)
「仮庵(かりいほ)を」は底本「カリイヲホ」。文脈により訂正。
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka07-03.txt · 最終更新: 2017/12/24 19:26 by Satoshi Nakagawa
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