ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:ichigonhodan:ndl_ichigon036

一言芳談抄 巻之上

36 敬仏房云はく念仏の法門は歌一首にて心得たるよし・・・

校訂本文

<<PREV 『一言芳談抄』TOP NEXT>>

敬仏房(きやうぶつばう)云はく、「念仏の法門は歌一首にて心得たるよし、僧都御房(そうづごばう)1)に申すなり。仰せて云はく、『さぞ』」。

  ただ頼めたとへば人の偽りを重ねてこそはまたも恨みめ2)

<<PREV 『一言芳談抄』TOP NEXT>>

翻刻

敬仏房(きやうぶつばう)云。念仏(ねんぶつ)の法門(ほうもん)は。哥(うた)一首(しゆ)にて心えたるよし
。僧都御房(そうづごばう)に申なり。仰(はふせ)云さそ
 たたたのめたとへは人の偽(いつはり)をかさねてこそは又もうらみめ/ndl1-9r

https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583390/1/9

1)
敬仏房の師、明遍。
2)
『六百番歌合』に見られる慈円の歌。
text/ichigonhodan/ndl_ichigon036.txt · 最終更新: 2023/08/17 12:52 by Satoshi Nakagawa