ぐんき
国文学のジャンルの一つで、合戦をテーマにしたもの。
軍記の始まりは平安時代の将門記であるが、戦乱の時代である中世にさかんに作られた。
中世の軍記は、琵琶法師や太平記読みなどの口承の文芸として流布したため、異本の多いものが多い。また、謡曲・歌舞伎などの芸能とも深いかかわりを持つ。