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散書

ちらしがき

和歌などの仮名文を書く際、行頭、行末、行間に変化をつけ、料紙の紙面に散らして書く書き方。日本独特の構成方法である。

三色紙のような古筆や、消息等に見られる。

源氏物語』に見られる「乱れ書き」が、散書を表していると考えられている。

唐の紙の、いとすくみたるに、草書きたまへる、すぐれてめでたしと見たまふに、高麗の紙の、肌こまかに和うなつかしきが、色などははなやかならで、なまめきたるに、おほどかなる女手の、うるはしう心とどめて書きたまへる、たとふべきかたなし。
見たまふ人の 涙さへ、水茎に流れ添ふ心地して、飽く世あるまじきに、また、ここの紙屋の色紙の、色あひはなやかなるに、乱れたる草の歌を、筆にまかせて乱れ書きたまへる、見所限りなし。 しどろもどろに愛敬づき、見まほしければ、さらに残りどもに目も見やりたまはず。(『源氏物語』梅枝)
rhizome/散書.txt · 最終更新: 2014/04/17 03:27 by Satoshi Nakagawa
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