醒睡笑 巻8 茶の湯
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泉州光(くわう)の滝炭(たきずみ)1)を定家卿の歌とや、
泉なる横山炭の白くして取る手に付かず飛ぶこともなし
また古歌に、
いかにしていかに焼けばか泉なる横山炭の白くあるらん
沸かば埋めぬるるは炭を置きかへよ汲みたらんほど水をさすべし 夢庵2)
一 泉刕らうの瀧炭を定家卿の哥とや 泉なる横山炭のしろくして とる手につかす飛事もなし 又古哥に いかにしていかにやけはか泉なる/n8-53r
横山炭の白く有らん わかはうめぬるるは炭を置かへよ くみたらんほど水をさすへし 夢庵/n8-53l