醒睡笑 巻8 頓作
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大風に壁の覆ひを吹き落されし時、目をかけらるる徳人(とくにん)のもとへ俵を乞ひにつかはすとて、
御無心(ごむしん)は蜈蚣(むかで)の手ほど申せどもまたこのたびも俵十たべ
一 大風に壁のおほひを吹おとされし時目を かけらるる徳人のもとへ俵をこひにつかは すとて 御無心は蜈蚣(むかで)の手程申せとも 又此たひも俵十たへ/n8-32r