醒睡笑 巻7 謡
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能登の徳宥(とくゆう)といふ人のもとにて、海士(あま)1)を謡ふに、「今この経の徳用(とくゆう)にて2)」を、「やれ」と思ひ、「とくゆう3)さま」と直しごとは。
一 能登の徳宥(とくゆう)といふ人のもとにて海士(あま)を うたふに今此経の徳祐(とくゆう)にてをやれと思ひ 徳祐さまとなをし事は/n7-51r