醒睡笑 巻5 上戸
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山中山城方1)へ紹巴2)の訪れられし時、振舞ひありて、ひたもの諸白(もろはく)をしひて、「前に見えつる天目にて」とありける時、
奈良酒やこの天目に二つ三つ飲めと仰せあらばとにもかくにも
一 山中山城方へ紹巴(じやうは)のおとづれられし時振 舞有てひたもの諸白をしゐて前に見えつる 天目にてと有ける時 なら酒や此天目に二つ三つ/n5-47l
のめと仰せあらはとにもかくにも/n5-48r