醒睡笑 巻3 文の品々
<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>
「とかく当世は文章の短かきがはやる」と言ふを聞きて、侍たる人の方より、知音(ちいん)の僧へつかはしたるとなん。
送進(しん)ずる十八本松茸。恐惶謹言。圭侍者へ 平井ノ伊賀入道
平井ノ伊賀入道
一 とかく当世は文章のみしかきがはやると いふを聞て侍たる人のかたより知音の 僧へつかはしたるとなん送進る十八本 松茸恐惶謹言圭侍者へ 平井ノ伊賀入道/n3-34r