醒睡笑 巻3 文字知り顔
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「金子」と書くべきところに、「合子」と書きたり。「これは」と不審しあへれば、「金といふ合の字を、時々には『せしむる(令)』と読むすべをさへ、え知らいで」と、結句(けつく)慢(まん)じごとは。
一 金子と書へき処に合子とかきたりこれはと ふしんしあへれば金といふ合の字を時々には せしむるとよむすへをさへえしらいてとけ つく慢(まん)しことは/n3-9l