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text:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka08-04 [2018/01/13 17:04] – 作成 Satoshi Nakagawatext:mogyuwaka:ndl_mogyuwaka08-04 [2018/01/13 23:10] (現在) – [翻刻] Satoshi Nakagawa
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 ** 厳陵去釣 ** ** 厳陵去釣 **
  
-後漢の厳光、字は子陵なり。こゆゑに厳陵といふ。+後漢の厳光、字は子陵なり。こゆゑに厳陵といふ。
  
 昔、光武((光武帝))に勤め深かりき。光武、位に即きて後、厳陵を忘れ給ひにけり。厳陵、世を恨みて、孤亭山にこもり居て、釣りを垂れて過ぎけり。光武、三度(みたび)召せども参らず。 昔、光武((光武帝))に勤め深かりき。光武、位に即きて後、厳陵を忘れ給ひにけり。厳陵、世を恨みて、孤亭山にこもり居て、釣りを垂れて過ぎけり。光武、三度(みたび)召せども参らず。
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 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
  
-  厳陵去鈎(こう)   後漢厳光字子陵也是故厳陵/云昔光武につとめふかかりき光武位 +  厳陵去鈎(コウ)   後漢厳光字子陵也是故厳陵/云昔光武ニツトメフカカリキ光武位 
-  つきて後厳陵をわすれたまひにけり厳陵よをうらみて孤 +  ツキテ後厳陵ヲワスレタマヒニケリ厳陵ヨヲウラミテ孤 
-  亭山にこもりゐてつりをたれてすきけり光武みたひめせともま +  亭山ニコモリヰテツリヲタレテスキケリ光武ミタヒメセトモマ 
-  ひらす天変あり司天奏して旧臣ありて +  ヒラス天変アリ司天奏シテ旧臣アリテ 
-  うらみたてまつることあるへしとけり帝厳陵也とて +  ウラミタテマツルコトアルヘシトケリ帝厳陵也トテ 
-  なをたひたひめせともつひにまひらす厳陵かつりせし厳 +  ナヲタヒタヒメセトモツヒニマヒラス厳陵カツリセシ厳 
-  陵瀬とはいへり/d2-4l+  陵瀬トハイヘリ/d2-4l
  
-     さりともとたのみしせせをこきすきて +     サリトモトタノミシセセヲコキスキテ 
-     うらみにしつむあまのつりふね/d2-5r+     ウラミニシツムアマノツリフネ/d2-5r
  
text/mogyuwaka/ndl_mogyuwaka08-04.1515830674.txt.gz · 最終更新: 2018/01/13 17:04 by Satoshi Nakagawa