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text:jikkinsho:s_jikkinsho06-20 [2020/04/17 18:09] – [校訂本文] Satoshi Nakagawatext:jikkinsho:s_jikkinsho06-20 [2020/04/17 18:15] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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 そうじて、父母につかまつるべき道、くはしく『孝経』に見えたり。かの文に、二十二章を分け立てたる終の段をば、「喪親章」と名づけて、喪礼の儀式までしるせり。これを見るべし。なかにも聖教には、「孝養父母、奉事師長」をもて、往生のもととせり。 そうじて、父母につかまつるべき道、くはしく『孝経』に見えたり。かの文に、二十二章を分け立てたる終の段をば、「喪親章」と名づけて、喪礼の儀式までしるせり。これを見るべし。なかにも聖教には、「孝養父母、奉事師長」をもて、往生のもととせり。
  
-身体髪膚を父母に受けたる、生の始めなれば、恩徳の最高なること、父母にすぐべからず。およそ、人は、上には忠貞のまことをつくし、下には憐愍の思を深くし、父母・親類には孝行の心を宗(むね)とし、友には争はず、人を軽(かろ)しめ、仁義礼忠信の五常を乱さざる((「乱さざる」は、底本「不乱ら」。))を徳とすべし。+身体髪膚を父母に受けたる、生の始めなれば、恩徳の最高なること、父母にすぐべからず。およそ、人は、上には忠貞のまことをつくし、下には憐愍の思を深くし、父母・親類には孝行の心を宗(むね)とし、友には争はず、人を軽(かろ)しめ、仁義礼忠信の五常を乱さざる((「乱さざる」は、底本「不乱ら」。))を徳とすべし。
  
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