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text:chomonju:s_chomonju118 [2020/02/08 22:11]
Satoshi Nakagawa 作成
text:chomonju:s_chomonju118 [2020/02/08 22:13] (現在)
Satoshi Nakagawa [校訂本文]
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 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
  
-大内記慶滋保胤、六条宮((村上天皇皇子具平親王))に参じて下問の時、事(こと)、時輩の文章に及びけるに、親王命じていはく、「匡衡((大江匡衡))は如何(いかん)」。答へていはく、 敢((敢は底本「取」に「敢(カン)イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))死之士数百騎、被介冑策驊騮、似過淡津之浜。其鋒森然少敢当者。(敢死の士数百騎、介冑を被り驊騮に策(むちうち)ちて、淡津の浜を過ぐるに似たり。その鋒森然として敢へて当る者少なし。)」。+大内記慶滋保胤、六条宮((村上天皇皇子具平親王))に参じて下問の時、事(こと)、時輩の文章に及びけるに、親王命じていはく、「匡衡((大江匡衡))は如何(いかん)」。答へていはく、敢((敢は底本「取」に「敢(カン)イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))死之士数百騎、被介冑策驊騮、似過淡津之浜。其鋒森然少敢当者。(敢死の士数百騎、介冑を被り驊騮に策(むちうち)ちて、淡津の浜を過ぐるに似たり。その鋒森然として敢へて当る者少なし。)」。
  
 また命じていはく、「斉名((紀斉名))は如何」。答へていはく、「瑞雪之朝、瑶台之上、似弾箏柱。(瑞雪の朝、瑶台の上、箏柱を弾ずるに似たり。)」。 また命じていはく、「斉名((紀斉名))は如何」。答へていはく、「瑞雪之朝、瑶台之上、似弾箏柱。(瑞雪の朝、瑶台の上、箏柱を弾ずるに似たり。)」。
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 おほかた、「自漢至魏、文体三改」とぞ『文選』には侍るなれ。白楽天((白居易))の作をば、東坡先生((蘇軾))はかたぶけけるとかや。されば、和漢の風情、時にしたがひて改まるやうに侍れども、かの保胤が詞(ことば)、古今序((『古今和歌集』の真名序))のごとくは、さまざまなる体、いづれも捨つまじきにこそ侍れ。 おほかた、「自漢至魏、文体三改」とぞ『文選』には侍るなれ。白楽天((白居易))の作をば、東坡先生((蘇軾))はかたぶけけるとかや。されば、和漢の風情、時にしたがひて改まるやうに侍れども、かの保胤が詞(ことば)、古今序((『古今和歌集』の真名序))のごとくは、さまざまなる体、いづれも捨つまじきにこそ侍れ。
  
-一遇((「遇」は底本、「愚」に「隅イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))を守りて善悪を定めんことは口惜しかるべきことなり。諸道同じことなるべきにや。+一遇((「遇」は底本、「愚」に「隅イ」と異本注記。諸本・異本注記により訂正。))を守りて善悪を定めんことは口惜しかるべきことなり。諸道同じことなるべきにや。
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====


text/chomonju/s_chomonju118.1581167492.txt.gz · 最終更新: 2020/02/08 22:11 by Satoshi Nakagawa