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text:chomonju:s_chomonju114

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text:chomonju:s_chomonju114 [2020/02/07 11:13] (現在)
Satoshi Nakagawa 作成
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 +[[index.html|古今著聞集]] 文学第五
 +====== 114 晴後山川清といふことを以言つかうまつりけるに・・・ ======
 +
 +===== 校訂本文 =====
 +
 +「晴後山川清。(晴れて後山川清し。)」といふことを、以言((大江以言))つかうまつりけるに、
 +
 + 帰嵩鶴舞日高見 嵩に帰る鶴ひて日高く見ゆ
 +
 + 飲渭竜昇雲不残 渭に飲む竜は昇りて雲残らず
 +
 +と作りて、以言すなはち講師にて読み上げたるを、為憲朝臣((源為憲))その座に侍るが、聞きて書嚢((「書嚢」は底本「土嚢」。字形の類似による誤写とみて訂正。以下同じ。))に頭を入れて涙を流しけり、見る人、あるいは感じ、あるいは笑ひけり。
 +
 +かの為憲は、文場ごとに嚢に抄物を入れて随身しけるを、書嚢とは名付けたりけり。
 +
 +===== 翻刻 =====
 +
 +  晴後山川清といふことを以言つかうまつりけるに帰嵩
 +  鶴舞日高見飲渭龍昇雲不残とつくりて以言/s90l
 +
 +http://​kotenseki.nijl.ac.jp/​biblio/​100190287/​viewer/​90
 +
 +  すなはち講しにてよみあけたるを為憲朝臣其座に侍る
 +  か聞て土嚢に頭を入てなみたをなかしけりみる人或は感し
 +  或はわらひけり彼為憲は文場ことに嚢に抄物を
 +  入て随身しけるを土嚢とは名つけたりけり/s91r
 +
 +http://​kotenseki.nijl.ac.jp/​biblio/​100190287/​viewer/​91
  


text/chomonju/s_chomonju114.txt · 最終更新: 2020/02/07 11:13 by Satoshi Nakagawa