全文検索:
- 第9話 伊勢大輔、歌の事
- 古本説話集 ====== 第9話 伊勢大輔、歌の事 ====== **伊勢大輔哥事** **伊勢大輔、歌の事 ** ===== 校訂本文 ===== 今は昔、紫式部、上東門院((一条天皇中宮彰子))に歌読み優の者にて候ふに、大斎院((選子内親王))より、春つ方、「つれづれ... られければ、源氏は作りて参らせたりけるとぞ。 いよいよ心ばせすぐれて、めでたきものにて候ふほどに、伊勢大輔参りぬ。それも歌詠みの筋なれば、殿、いみじうもてなさせ給ふ。奈良より年に一度、八重桜を折りて持て
- 第29話 伊勢の御息所の事
- 古本説話集 ====== 第29話 伊勢の御息所の事 ====== **伊勢御息所事** **伊勢の御息所の事** ===== 校訂本文 ===== 今は昔、伊勢の御息所、七条の后宮に候ひ給ひけるころ、枇杷の大納言((藤原仲平))の忍びて通ひ給ひけるに、女、いみじう忍ぶとすれど、みな人知りぬ。
- 第20話 伯の母の事
- くす)しけり。この越前の守は伯の母((神祇伯康資王の母))とて、世にめでたき人、歌詠みの親なり。妻は伊勢大輔((大中臣輔親女))。姫君たちあまたあるべし。 多気の大夫、つれづれに思ゆれば、聴聞に参りたり... 功徳も何ごともし給ひけれ。「ゆゆしかりける者どもの、心の大きさ、広さかな」と語られけるとぞ。 この伊勢大輔、子孫はめでたき幸ひ人多く出で来給たるに、大姫君の、かく田舎人になられたりける、あはれに心憂くこ... ふ人のもとにきやくすしけり この越前の守ははくのははとてよにめてたき 人うたよみのおや也めは伊勢大輔ひめ君たちあ またあるへしたけのたいふつれつれにおほゆ/b63 e31 れはちやうもむ... なに事もしたまひけれ ゆゆしかりけるものともの心のおほきさひろさ かなとかたられけるとそこの伊勢大輔しそ んはめてたきさいはひ人おほくいてき給 たるにおほひめ君のかくゐ中人に なられた
- 古本説話集上巻目録
- 入尼家詠和哥事 迬衡和哥事 赤染衛門事 帥宮通和泉式部給事 和泉式部歌事 御荒宣旨哥事 伊勢大輔哥事/b7 e3 堤中納言事 季縄少将事 清少納言事 公任大納言事 清少納言清水和... 母事 伯母仏事事 貫之事 躬恒事 蝉丸事 藤六事 長能道済事 河原院事 曲殿姫君事 伊勢御息所事/b9 e4 高光少将事 公任大納言 道信中将遭父 貧女盂蘭盆哥事 或女房売鏡