text:towazu:towazu2-28
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| text:towazu:towazu2-28 [2019/07/06 17:13] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:towazu:towazu2-28 [2019/10/18 01:16] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| わが袖の涙言問へ時鳥かかる思ひのあり明の空 | わが袖の涙言問へ時鳥かかる思ひのあり明の空 | ||
| - | いまだ夜深きに、尼たちの起き出でて後夜行ふに、即成院(そくふやうゐん)の鐘の音もうちおどろかすに、われも起き出でて経など読みて、日高くなるに、また雪の曙のより、茨(むばら)切りたりし人の文あり。 | + | いまだ夜深きに、尼たちの起き出でて後夜行ふに、即成院(そくじやうゐん)の鐘の音もうちおどろかすに、われも起き出でて経など読みて、日高くなるに、また雪の曙のより、茨(むばら)切りたりし人の文あり。 |
| 名残など書きて後、さても夢のやうなりし人((作者と雪の曙との間の女児。[[towazu1-36|1-36]]参照。))、その後は面影も知らぬことにて、あれは何とかはと思ひて過ぐるに、「この春のころよりわづらひつるが、なのめならず大事なるを、道の者((陰陽師))どもに尋ぬなれば、『御心にかかりたるゆゑ』など申す。まことに恩愛尽きぬことなれば、さもや侍らん。都のついでに見せ奉らん」とあり。 | 名残など書きて後、さても夢のやうなりし人((作者と雪の曙との間の女児。[[towazu1-36|1-36]]参照。))、その後は面影も知らぬことにて、あれは何とかはと思ひて過ぐるに、「この春のころよりわづらひつるが、なのめならず大事なるを、道の者((陰陽師))どもに尋ぬなれば、『御心にかかりたるゆゑ』など申す。まことに恩愛尽きぬことなれば、さもや侍らん。都のついでに見せ奉らん」とあり。 | ||
text/towazu/towazu2-28.1562400798.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
