text:takamura:s_takamura1-01
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text:takamura:s_takamura1-01 [2022/08/28 16:34] – [1-1 親のいとよくかしづきける人の女ありけり] Satoshi Nakagawa | text:takamura:s_takamura1-01 [2022/08/28 18:44] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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親のいとよくかしづきける人の女(むすめ)ありけり。女のする才(さい)の限りし尽して、「今は書(ふみ)読ません」とて、「博士(はかせ)には、むつまじからむ((「むつまじからむ」は底本「むつかしからむ」。諸本により訂正。))人をせん」とて、異腹(ことはら)の子の((底本「「子の」に「かみ」と続く。衍文とみて削除した。))大学の衆(しう)にてありけり。異腹なればうとくて、「あひ見ず」などありけれど、「知らぬ人よりは」とて、簾(すだれ)ごしに几帳立ててぞ読ませける。 | 親のいとよくかしづきける人の女(むすめ)ありけり。女のする才(さい)の限りし尽して、「今は書(ふみ)読ません」とて、「博士(はかせ)には、むつまじからむ((「むつまじからむ」は底本「むつかしからむ」。諸本により訂正。))人をせん」とて、異腹(ことはら)の子の((底本「「子の」に「かみ」と続く。衍文とみて削除した。))大学の衆(しう)にてありけり。異腹なればうとくて、「あひ見ず」などありけれど、「知らぬ人よりは」とて、簾(すだれ)ごしに几帳立ててぞ読ませける。 | ||
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かく言ふほどに、人憎からぬ世なれば、いとけうとくなかりけり。 | かく言ふほどに、人憎からぬ世なれば、いとけうとくなかりけり。 | ||
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text/takamura/s_takamura1-01.1661672095.txt.gz · 最終更新: 2022/08/28 16:34 by Satoshi Nakagawa