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text:sesuisho:n_sesuisho3-094 [2021/11/03 15:49] – 作成 Satoshi Nakagawatext:sesuisho:n_sesuisho3-094 [2021/11/03 15:49] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
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-ある僧、喉痺(こうひ)にてはなく、喉をいためるあり。心やすき人の見舞ひ、「何ぞ物のたちて苦しめるにや」と問はれけるに、「さのこと、さのこと」。「さらば、かやうのこと、0よくまじなうて癒す修行者あり。かれを誘ひ来たらん」と同道せり。+ある僧、喉痺(こうひ)にてはなく、喉をいためるあり。心やすき人の見舞ひ、「何ぞ物のたちて苦しめるにや」と問はれけるに、「さのこと、さのこと」。「さらば、かやうのこと、よくまじなうて癒す修行者あり。かれを誘ひ来たらん」と同道せり。
  
 時に治す人、「竹の折れかや、魚(うを)の骨かや、その物により観念かはれり」と、僧、息の下より、「竹ではあらうずれども、まじなひは魚の骨の心持ちにて御沙汰候へ」と。 時に治す人、「竹の折れかや、魚(うを)の骨かや、その物により観念かはれり」と、僧、息の下より、「竹ではあらうずれども、まじなひは魚の骨の心持ちにて御沙汰候へ」と。
text/sesuisho/n_sesuisho3-094.1635922150.txt.gz · 最終更新: 2021/11/03 15:49 by Satoshi Nakagawa