text:sanboe:ka_sanboe3-02
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| [[index.html|三宝絵詞]] | [[index.html|三宝絵詞]] | ||
| - | ====== 下巻 正月 御斎会 | + | ====== 下巻 正月 2 御斎会 |
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| - | **御斎会** | + | **御斎会(みさいゑ)** |
| 最勝王経(さいしようわうきやう)にのたまはく、「国王、この経を講ずれば、王、つねに楽しびを受け、民、また苦しびなし。風雨時にしたがひ、国家の禍(わざわ)ひをはらふ。王、この経を聞かむと思(おぼ)さむ時は、宮の内にことにすぐれたらむ殿の王の重くせむ所を飾りて、獅子の座を置け。幡をかけ香を焚け。王すこし短かからむ座にゐて、心を至して経を聞き給へ。また、法師を頼み仰(あふ)ぎて、大師の思ひをなし、諸(もろもろ)の人をあはれみて、慈悲の心をおこせ。みづから白蓋(びやくがい)を取り左右((「左右」は底本「サリ」に「左右か」と傍書。傍書に従う。))に音楽をとどめて、歩み出でて師を迎へ給へ。これをすぐれたりとす。何によりてか、王をしてかくのごとくにせしむるとなれば、歩みごとにはすなはち無量の諸(もろもろ)の仏につかうまつり給ふなり。歩みごとにはまた生死の長き苦しみをこゆるなり。歩みの数に随(したが)ひて、後の世に輪王(りんわう)の位を受け、歩みの数に随ひて、この世に福徳の力を増さむとなり」とのたまへり。 | 最勝王経(さいしようわうきやう)にのたまはく、「国王、この経を講ずれば、王、つねに楽しびを受け、民、また苦しびなし。風雨時にしたがひ、国家の禍(わざわ)ひをはらふ。王、この経を聞かむと思(おぼ)さむ時は、宮の内にことにすぐれたらむ殿の王の重くせむ所を飾りて、獅子の座を置け。幡をかけ香を焚け。王すこし短かからむ座にゐて、心を至して経を聞き給へ。また、法師を頼み仰(あふ)ぎて、大師の思ひをなし、諸(もろもろ)の人をあはれみて、慈悲の心をおこせ。みづから白蓋(びやくがい)を取り左右((「左右」は底本「サリ」に「左右か」と傍書。傍書に従う。))に音楽をとどめて、歩み出でて師を迎へ給へ。これをすぐれたりとす。何によりてか、王をしてかくのごとくにせしむるとなれば、歩みごとにはすなはち無量の諸(もろもろ)の仏につかうまつり給ふなり。歩みごとにはまた生死の長き苦しみをこゆるなり。歩みの数に随(したが)ひて、後の世に輪王(りんわう)の位を受け、歩みの数に随ひて、この世に福徳の力を増さむとなり」とのたまへり。 | ||
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