text:myotatsu:ka_myotatsu00
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| text:myotatsu:ka_myotatsu00 [2024/10/23 18:54] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:myotatsu:ka_myotatsu00 [2025/10/31 12:10] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| しかる間に、この僧、はからざるに定(ぢやう)に入りて、七日七夜ありて、蘇りて云はく、「閻王(えんわう)の都((「都」は底本表記「宮こ」))に召さる。召しに随(したが)ひて詣づ。その道、青き山狭(せば)く重なれり。黄なる砂子(すなご)を踏み過ぐ。七重(しちかさね)ある鉄(くろがね)の垣(かき)あり。わたのごとくにして廻り廻れり。六丈の銅(あかがね)の柱、高く開けたり。むなしきちまたを一人行く。 | しかる間に、この僧、はからざるに定(ぢやう)に入りて、七日七夜ありて、蘇りて云はく、「閻王(えんわう)の都((「都」は底本表記「宮こ」))に召さる。召しに随(したが)ひて詣づ。その道、青き山狭(せば)く重なれり。黄なる砂子(すなご)を踏み過ぐ。七重(しちかさね)ある鉄(くろがね)の垣(かき)あり。わたのごとくにして廻り廻れり。六丈の銅(あかがね)の柱、高く開けたり。むなしきちまたを一人行く。 | ||
| - | 閻魔王の宮に候ひて、すなはち高座につきぬ。その時、閻魔王ののたまはく、「なんぢは煩悩なし。しかのみならず、二生の沙(いさご)に浅からず。いはんや法師になりて後、他事なく法華経を読み奉る。すみやかに返へし、帰りて法華経いま千部読み奉れ」とのたまふ。 | + | 閻魔王の宮に候ひて、すなはち高座につきぬ。その時、閻魔王ののたまはく、「なんぢは煩悩なし。しかのみならず、二生の沙(いさご)に浅からず。いはんや法師になりて後、他事なく法華経を読み奉る。すみやかに返るべし。帰りて法華経いま千部読み奉れ」とのたまふ。 |
| その時に妙達、申して申さく、「父母(ぶも)の生きて侍らん所と、日本国に死に侍りにし人々の生まれたらむ所々を見知りて帰らむ」と申す時に、閻魔王のたまはく、「はやく見るべし」とのたまふ。 | その時に妙達、申して申さく、「父母(ぶも)の生きて侍らん所と、日本国に死に侍りにし人々の生まれたらむ所々を見知りて帰らむ」と申す時に、閻魔王のたまはく、「はやく見るべし」とのたまふ。 | ||
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