ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:kohon:kohon054

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

次のリビジョン
前のリビジョン
text:kohon:kohon054 [2014/05/31 14:10] – 作成 Satoshi Nakagawatext:kohon:kohon054 [2025/12/15 13:41] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa
行 1: 行 1:
 +古本説話集
 ====== 第54話 田舎人の女子、観音の利生を蒙る事 ====== ====== 第54話 田舎人の女子、観音の利生を蒙る事 ======
  
行 6: 行 7:
  
 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
 +
 +[[kohon053|<<PREV]] [[index.html|『古本説話集』TOP]] [[kohon055|NEXT>>]]
  
 今は昔、田舎人の徳ありけるが、一人娘、いみしくかなしくしける父母亡くなりて、頼りなく、ずちなくなりて、多かりし使ひ人も、みな行き散りて、心細くわびしくて過ぐるほどに、廿にも余りて、やうやう盛り過ぎ、懸想する人もあまたあれど、「かかるあやしの物は、ただうち見て捨てんをば、いかがせん」など思ひて過ぐるままに、親の作りまいらせたる観音のおはします御前に参りて、「助けさせ給へ」と申しつつ、そればかりをたのむことにはしける。 今は昔、田舎人の徳ありけるが、一人娘、いみしくかなしくしける父母亡くなりて、頼りなく、ずちなくなりて、多かりし使ひ人も、みな行き散りて、心細くわびしくて過ぐるほどに、廿にも余りて、やうやう盛り過ぎ、懸想する人もあまたあれど、「かかるあやしの物は、ただうち見て捨てんをば、いかがせん」など思ひて過ぐるままに、親の作りまいらせたる観音のおはします御前に参りて、「助けさせ給へ」と申しつつ、そればかりをたのむことにはしける。
行 30: 行 33:
  
 「いづれの仏かはおろかにおはします」と申す中にも、観音の御有様、すぐれてめでたし。ただ信を起こして、つかうまつるべし。 「いづれの仏かはおろかにおはします」と申す中にも、観音の御有様、すぐれてめでたし。ただ信を起こして、つかうまつるべし。
 +
 +[[kohon053|<<PREV]] [[index.html|『古本説話集』TOP]] [[kohon055|NEXT>>]]
  
 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
text/kohon/kohon054.1401513057.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa