text:kohon:kohon053
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| text:kohon:kohon053 [2014/05/29 01:26] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:kohon:kohon053 [2025/12/15 13:40] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| + | 古本説話集 | ||
| ====== 第53話 丹後国の成合の事 ====== | ====== 第53話 丹後国の成合の事 ====== | ||
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| - | 今は昔、丹後の国は北国にて、雪深く、風けはしく侍。山寺に観音験じ給ふ。 | + | [[kohon052|<< |
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| + | 今は昔、丹後の国は北国にて、雪深く、風けはしく侍る。山寺に観音験じ給ふ。 | ||
| そこに貧しき修行者籠りにけり。冬のことにて、高き山なれば、雪いと深し。これにより、おぼろげならずは、人、通ふべからず。この法師、糧(かて)絶へて、日ごろ経るままに、食ふべき物なし。雪消えたらばこそ、出でて乞食(こじき)をもせめ、人を知りたらばこそ「とぶらへ」とも言はめ、雪の中なれば、木草の葉だに食ふべき物もなし。 | そこに貧しき修行者籠りにけり。冬のことにて、高き山なれば、雪いと深し。これにより、おぼろげならずは、人、通ふべからず。この法師、糧(かて)絶へて、日ごろ経るままに、食ふべき物なし。雪消えたらばこそ、出でて乞食(こじき)をもせめ、人を知りたらばこそ「とぶらへ」とも言はめ、雪の中なれば、木草の葉だに食ふべき物もなし。 | ||
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| されば、この寺をば成合(なりあひ)と申し侍るなり。観音の御しるし、これのみにおはしまさず。 | されば、この寺をば成合(なりあひ)と申し侍るなり。観音の御しるし、これのみにおはしまさず。 | ||
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text/kohon/kohon053.1401294411.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
