text:karakagami:m_karakagami5-07
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text:karakagami:m_karakagami5-07 [2023/04/03 15:46] – Satoshi Nakagawa | text:karakagami:m_karakagami5-07 [2023/04/03 15:53] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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「今、胡神(こしん)国を乱り、人主、邪を信じ給ふ。火をもて験(げん)をとるべし」とて、火を縦(はな)ちて、経を焚(や)くに、道経は火にしたがひて灰燼となる。道士ら、色を失ひて、あるいは哭し((底本「哭」に「コク/ナケク」と読み仮名。))、あるいは死ぬ。仏舎利は光明赫奕(くわうみやうかくやく)として、空の中に旋環し((底本「セムクワン/メクル」と読み仮名及び注。))、蓋のごとくして日光を映蔽す。 | 「今、胡神(こしん)国を乱り、人主、邪を信じ給ふ。火をもて験(げん)をとるべし」とて、火を縦(はな)ちて、経を焚(や)くに、道経は火にしたがひて灰燼となる。道士ら、色を失ひて、あるいは哭し((底本「哭」に「コク/ナケク」と読み仮名。))、あるいは死ぬ。仏舎利は光明赫奕(くわうみやうかくやく)として、空の中に旋環し((底本「セムクワン/メクル」と読み仮名及び注。))、蓋のごとくして日光を映蔽す。 | ||
- | 摩騰法師((摂摩騰・迦葉摩騰。[[m_karakagami5-06]]参照。))身を踊(ほとばし)らしめて、高飛す。この時に、天より宝花降(ふ)りて、天の楽人の情を動かす。大衆感悦して、「未曾有なり」と讃嘆す。法蘭(ほうらん)説法して、大梵音(ほんおん)を出だして、仏の功徳を讃嘆す。 | + | 摩騰法師((摂摩騰・迦葉摩騰。[[m_karakagami5-06]]参照。))身を踊(ほとばし)らしめて、高飛す。この時に、天より宝花降(ふ)りて、天の楽人の情を動かす。大衆感悦して、「未曾有なり」と讃嘆す。法蘭(ほうらん)((竺法蘭))、説法して大梵音(ぼんおん)を出だして、仏の功徳を讃嘆す。 |
時に司陽城侯劉峻もろもろの官人士庶ら、千余人出家。また四岳諸山の道士ら六百二十人出家。陰夫人・王婕妤らもろもろの宮人婦女ら、二百三十人出家。日々に供養し、種々に施し行ふ。 | 時に司陽城侯劉峻もろもろの官人士庶ら、千余人出家。また四岳諸山の道士ら六百二十人出家。陰夫人・王婕妤らもろもろの宮人婦女ら、二百三十人出家。日々に供養し、種々に施し行ふ。 |
text/karakagami/m_karakagami5-07.1680504378.txt.gz · 最終更新: 2023/04/03 15:46 by Satoshi Nakagawa