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text:kara:m_kara011 [2014/11/15 14:39] – [第11話 秦の穆公の娘に弄玉と申す人ありけり] Satoshi Nakagawatext:kara:m_kara011 [2025/11/21 11:05] (現在) Satoshi Nakagawa
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 唐物語 唐物語
-====== 第11話 秦の穆公の娘に弄玉と申す人ありけり・・・ ======+====== 第11話 秦の穆公の娘に弄玉と申す人ありけり・・・(簫史) ======
  
 ===== 校訂本文 ===== ===== 校訂本文 =====
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 昔、秦の穆公の娘に弄玉と申す人ありけり。秋の月のさやけくくまなきに心を澄まして、全(また)く世の事にほだされず。また、簫史といふ楽人あり。秋月清くすさまじき曙(あけぼの)に簫を吹く声(こゑ)、あはれにかなしき事限りなし。 昔、秦の穆公の娘に弄玉と申す人ありけり。秋の月のさやけくくまなきに心を澄まして、全(また)く世の事にほだされず。また、簫史といふ楽人あり。秋月清くすさまじき曙(あけぼの)に簫を吹く声(こゑ)、あはれにかなしき事限りなし。
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 むなしき空に立ち昇るばかり心の澄みけんも例(ためし)なくぞ。また簫の声に賞でて、人の嘲りを忘れ給けんも、好ける御心の根(ね)、推し量られていといみじ。 むなしき空に立ち昇るばかり心の澄みけんも例(ためし)なくぞ。また簫の声に賞でて、人の嘲りを忘れ給けんも、好ける御心の根(ね)、推し量られていといみじ。
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 ===== 翻刻 ===== ===== 翻刻 =====
  
   むかし秦穆公のむすめに弄玉と申人ありけり   むかし秦穆公のむすめに弄玉と申人ありけり
-  秋の月のさやけくくまなきに心をすまして/m332+  秋の月のさやけくくまなきに心をすまして/m332・k18r
  
   またくよの事にほたされす又簫史(ショウシ)といふ楽   またくよの事にほたされす又簫史(ショウシ)といふ楽
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   給事ふた心なしほうわうといふ鳥とひきた   給事ふた心なしほうわうといふ鳥とひきた
   りてなむこれをききける月やうやくにし   りてなむこれをききける月やうやくにし
-  にかたふきて山のはちかくなる程に心やい/m333+  にかたふきて山のはちかくなる程に心やい/m333・k18l 
 + 
 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/18?ln=ja
  
   さきよかりけん簫史弄玉ふたりの人をくし   さきよかりけん簫史弄玉ふたりの人をくし
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   けんもためしなくそ又せうのこゑにめてて人の   けんもためしなくそ又せうのこゑにめてて人の
   あさけりをわすれ給けんもすける御心のね   あさけりをわすれ給けんもすける御心のね
-  をしはかられていといみし/m334+  をしはかられていといみし/m334・k19r 
 + 
 +https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100182415/19?ln=ja 
  
text/kara/m_kara011.1416029976.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa