text:k_konjaku:k_konjaku5-2
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text:k_konjaku:k_konjaku5-2 [2016/09/01 13:09] – [巻5第2話 国王狩鹿入山娘被取師子語 第二] Satoshi Nakagawa | text:k_konjaku:k_konjaku5-2 [2016/09/01 13:09] (現在) – [巻5第2話 国王狩鹿入山娘被取師子語 第二] Satoshi Nakagawa | ||
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国王、此の由を聞給て、「然らば、我が孫也けり」と知り給ぬ。「先づ、宣旨の如くに、半国を分ち給ふべしと云ども、父を殺したる者を賞せば、我れも其の罪遁れ難かりなむ。亦、然りとて、其の賞を行はれずば、既に違約也。然れば、離れたる国を給ふべし」とて、一の国を給て、母も子も遣しつ。 | 国王、此の由を聞給て、「然らば、我が孫也けり」と知り給ぬ。「先づ、宣旨の如くに、半国を分ち給ふべしと云ども、父を殺したる者を賞せば、我れも其の罪遁れ難かりなむ。亦、然りとて、其の賞を行はれずば、既に違約也。然れば、離れたる国を給ふべし」とて、一の国を給て、母も子も遣しつ。 | ||
- | 師子の子、其の国の王として有けり。其の孫、伝はりつつ、于今住なり。其の国の名をば、「執師子国((現在のスリランカ))と云ふ也となむ、語り伝へたるとや。 | + | 師子の子、其の国の王として有けり。其の孫、伝はりつつ、于今住なり。其の国の名をば、「執師子国((現在のスリランカ))」と云ふ也となむ、語り伝へたるとや。 |
text/k_konjaku/k_konjaku5-2.txt · 最終更新: 2016/09/01 13:09 by Satoshi Nakagawa