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text:k_konjaku:k_konjaku26-1 [2014/11/14 22:53] – 作成 Satoshi Nakagawatext:k_konjaku:k_konjaku26-1 [2014/11/14 22:55] (現在) Satoshi Nakagawa
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 今昔物語集 今昔物語集
-====== 巻26第1話 於但馬国鷲取若子語 第一 ======+====== 巻26第1話 於但馬国鷲取若子語 第一 ======
  
-今昔、但馬国七美郡川山の郷に住む者有けり。其の家に一人の若子有て、庭に腹這けるを、其の時に、鷲、空を飛て渡ける間に、此の若子の庭に腹這を見て、飛落て攫((底本異体字「」))(つかみ)取て、空に昇て、遥に東を指て飛び去にけり。父母、此れを見て泣き悲むで、追ひ取らむと為るに、遥に昇にければ、力及ばずして止にけり。+今昔、但馬国七美郡川山の郷に住む者有けり。其の家に一人の若子有て、庭に腹這けるを、其の時に、鷲、空を飛て渡ける間に、此の若子の庭に腹這を見て、飛落て爴(つかみ)取て、空に昇て、遥に東を指て飛び去にけり。父母、此れを見て泣き悲むで、追ひ取らむと為るに、遥に昇にければ、力及ばずして止にけり。
  
 其の後十余年を経て、此鷲に取られにし若子の父、用事有るに依て、丹後国加佐の郡に行にけり。其の郷に有る人の家に宿ぬ。其の家に幼き女子一人有り。年十二三許也。其の女子、大路に有る井に行て、水を汲むと為るに、此の宿たる但馬国の者も、足を洗はむが為に其の井に行ぬ。 其の後十余年を経て、此鷲に取られにし若子の父、用事有るに依て、丹後国加佐の郡に行にけり。其の郷に有る人の家に宿ぬ。其の家に幼き女子一人有り。年十二三許也。其の女子、大路に有る井に行て、水を汲むと為るに、此の宿たる但馬国の者も、足を洗はむが為に其の井に行ぬ。
text/k_konjaku/k_konjaku26-1.1415973187.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa