text:jikkinsho:s_jikkinsho10-03
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| text:jikkinsho:s_jikkinsho10-03 [2016/03/06 15:42] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | text:jikkinsho:s_jikkinsho10-03 [2019/03/24 02:55] (現在) – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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| ===== 校訂本文 ===== | ===== 校訂本文 ===== | ||
| - | 御堂関白((藤原道長))、大堰川にて遊覧の時、詩歌の舟を分かちて、おのおの堪能の人々を乗せられけるに、四条大納言((藤原公任))に((底本「四条大納言を」))仰せられていはく、「いづれの舟に乗らるべきや」。公任卿いはく、「和哥の舟に乗るべし」とて乗られけり。 | + | 御堂関白((藤原道長))、大堰川にて遊覧の時、詩歌の舟を分かちて、おのおの堪能の人々を乗せられけるに、四条大納言((藤原公任))に((底本「四条大納言を」))仰せられていはく、「いづれの舟に乗らるべきや」。公任卿いはく、「和歌の舟に乗るべし」とて乗られけり。 |
| さて詠める、 | さて詠める、 | ||
| 行 10: | 行 10: | ||
| 朝まだき嵐の山の寒ければ散るもみぢ葉を着ぬ人ぞなき | 朝まだき嵐の山の寒ければ散るもみぢ葉を着ぬ人ぞなき | ||
| - | 後に言はれけるは、「『いづれの舟にのるへきぞ』と仰せられしこそ、心劣りせられしか。また、詩の舟に乗りて、これほどの詩を作りたらば、名は上げてまし」と、後悔せられけり。 | + | 後に言はれけるは、「『いづれの舟にのるへきぞ』と仰せられしこそ、心おとりせられしか。また、詩の舟に乗りて、これほどの詩を作りたらば、名は上げてまし」と、後悔せられけり。 |
| この歌、花山院((花山天皇))、『拾遺集((拾遺和歌集))』を撰ばせ給ふ時、「紅葉(もみぢ)の錦」とかへて入るべきよしを仰せられけるを、しかるべからざるよしを申されければ、もとのままにて、入りにけり。 | この歌、花山院((花山天皇))、『拾遺集((拾遺和歌集))』を撰ばせ給ふ時、「紅葉(もみぢ)の錦」とかへて入るべきよしを仰せられけるを、しかるべからざるよしを申されければ、もとのままにて、入りにけり。 | ||
text/jikkinsho/s_jikkinsho10-03.1457246560.txt.gz · 最終更新: by Satoshi Nakagawa
