text:chomonju:s_chomonju704
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text:chomonju:s_chomonju704 [2021/01/24 12:50] – 作成 Satoshi Nakagawa | text:chomonju:s_chomonju704 [2021/01/24 12:50] – [校訂本文] Satoshi Nakagawa | ||
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宮内卿家隆卿((藤原家隆))、秘蔵の鵯(ひよどり)荻の葉といふを、子息の侍従隆祐にあづけて飼はせけるを、侍従、住吉へ((住吉大社。「住吉へ」は底本「すみよふ」。諸本により訂正。))持ちて下りたりけるを、取り((「取り」は底本「とも」。諸本により訂正。))にやるとて、は山といふ鳥を代りにやりたりければ、侍従、「荻の葉を送る」とて、鳥に付け侍りける、 | 宮内卿家隆卿((藤原家隆))、秘蔵の鵯(ひよどり)荻の葉といふを、子息の侍従隆祐にあづけて飼はせけるを、侍従、住吉へ((住吉大社。「住吉へ」は底本「すみよふ」。諸本により訂正。))持ちて下りたりけるを、取り((「取り」は底本「とも」。諸本により訂正。))にやるとて、は山といふ鳥を代りにやりたりければ、侍従、「荻の葉を送る」とて、鳥に付け侍りける、 | ||
- | 凉しさはは山のかげもかはらねどなほ吹き送れ荻の上風(うはかぜ) | + | 凉しさはは山のかげもかはらねどなほ吹き送れ荻の上風(うはかぜ) |
この歌を感じて、やがてまた荻の葉を返しやるとて、 | この歌を感じて、やがてまた荻の葉を返しやるとて、 | ||
行 12: | 行 12: | ||
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- | これも又秋の心そたのまれぬ葉山にかはるおきのうは風/s549l | + | これも又秋の心そたのまれぬ葉山にかはるおきのうは風 |
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text/chomonju/s_chomonju704.txt · 最終更新: 2021/01/24 12:59 by Satoshi Nakagawa