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--- rhizome:日本の年中行事 [2014/03/16 04:39] – 外部編集 127.0.0.1
+++ rhizome:日本の年中行事 [2014/03/18 13:44] (現在) – Satoshi Nakagawa
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   * すべて陰暦です。
   * 読み仮名は現代仮名遣い。
 ===== 一月（睦月・むつき） =====
-==== 一日
+==== 一日 ====
-:&ruby(四方拝,しほうはい):天皇が清涼殿東庭で四方を拝し、国家の繁栄を祈る。
-:&ruby(元日節会,がんじつのせちえ):天皇が紫宸殿に出御し、宴を挙行する。
+  ; 四方拝(しほうはい)  : 天皇が清涼殿東庭で四方を拝し、国家の繁栄を祈る。
-:&ruby(恵方詣,えほうまいり):その年の恵方（縁起の良い方角）にあたる社寺に参詣する。古くは「吉方」と書いた。
+  ; 元日節会(がんじつのせちえ)  : 天皇が紫宸殿に出御し、宴を挙行する。
+  ; 恵方詣(えほうまいり)  : その年の恵方（縁起の良い方角）にあたる社寺に参詣する。古くは「吉方」と書いた。
 ==== 七日 ====
-:&ruby(白馬節会,あおうまのせちえ):宮中にひかせてきた青馬を天皇がご覧になり、宴を挙行する。後に白馬になった。
-:&ruby(人日,じんじつ)（七種）:五節句の一つ。春の七種を入れた粥を食べ、無病息災を祈る。
+  ; 白馬節会(あおうまのせちえ)  : 宮中にひかせてきた青馬を天皇がご覧になり、宴を挙行する。後に白馬になった。
+  ; 人日(じんじつ)（七種）  : 五節句の一つ。春の七種を入れた粥を食べ、無病息災を祈る。
 ==== このころ ====
-:&ruby(県召除目,あがためしのじもく):春の除目。地方官の任命。
+  ; 県召除目(あがためしのじもく)  : 春の除目。地方官の任命。
 ==== 十七日 ====
-:&ruby(射礼,じゃらい):建礼門の前で、親王以下五位以上、六衛府の者が弓を射る。
-:&ruby(賭弓,のりゆみ):宮中で弓場殿で左右近衛府・兵衛府の舎人が弓の技を競う
+  ; 射礼(じゃらい)  : 建礼門の前で、親王以下五位以上、六衛府の者が弓を射る。
-:&ruby(子の日の遊び,ねのひのあそび):正月最初の子の日に野に出て小松を引き、若菜を摘んで千代を祝う。陰陽思想の行事が、若菜摘みの風習と習合したもの。
+  ; 賭弓(のりゆみ)  : 宮中で弓場殿で左右近衛府・兵衛府の舎人が弓の技を競う
+  ; 子の日の遊び(ねのひのあそび)  : 正月最初の子の日に野に出て小松を引き、若菜を摘んで千代を祝う。陰陽思想の行事が、若菜摘みの風習と習合したもの。
 ==== 立春の前日 ====
-:&ruby(節分,せつぶん):豆を撒いて鬼を追い払う。
+  ; 節分(せつぶん)  : 豆を撒いて鬼を追い払う。
 ===== 二月（如月・きさらぎ） =====
 ====四日====
-:&ruby(祈年祭,としのごいまつり):五穀豊穣を祈る。
+  ; 祈年祭(としのごいまつり)  : 五穀豊穣を祈る。
 ====十五日====
-:&ruby(涅槃会,ねはんえ):釈迦が入滅した日とされ、法会を行なう。
+  ; 涅槃会(ねはんえ)  : 釈迦が入滅した日とされ、法会を行なう。
 ====春分の日====
-:&ruby(彼岸会,ひがんえ):春分の日を中日として、前後七日間の法要。
+  ; 彼岸会(ひがんえ)  : 春分の日を中日として、前後七日間の法要。
 ===== 三月（弥生・やよい） =====
 ====三日====
-:&ruby(上巳,じょうし):五節句の一つ。宮中では曲水の行事。民間では流し雛がこなわれ、後に雛祭りに。
+  ; 上巳(じょうし)  : 五節句の一つ。宮中では曲水の行事。民間では流し雛がこなわれ、後に雛祭りに。
 ===== 四月（卯月・うづき） =====
 ====一日====
-:&ruby(二孟旬,にもうじゅん):夏（四月）と冬（十月）の一日に、天皇が群臣を集めて宴を行なう。
-:&ruby(衣更,ころもがえ):装束、調度を夏物に変える。
+  ; 二孟旬(にもうじゅん)  : 夏（四月）と冬（十月）の一日に、天皇が群臣を集めて宴を行なう。
+  ; 衣更(ころもがえ)  : 装束、調度を夏物に変える。
 ====八日====
-:&ruby(灌仏会,かんぶつえ):釈迦生誕の日の法会。花祭り。
+  ; 灌仏会(かんぶつえ)  : 釈迦生誕の日の法会。花祭り。
 ====中の酉の日====
-:&ruby(賀茂の祭,かものまつり):賀茂神社の例祭。葵祭のこと。
+  ; 賀茂の祭(かものまつり)  : 賀茂神社の例祭。葵祭のこと。
 ===== 五月（皐月・さつき） =====
 ====五日====
-:&ruby(端午,たんご):五節句の一つ。邪気払いの菖蒲を軒に飾る。
-:&ruby(賀茂競馬,かものくらべうま):上賀茂神社の境内で行なわれる競馬。
+  ; 端午(たんご)  : 五節句の一つ。邪気払いの菖蒲を軒に飾る。
+  ; 賀茂競馬(かものくらべうま)  : 上賀茂神社の境内で行なわれる競馬。
 =====　六月（水無月・みなづき） =====
 ====晦日====
-:&ruby(大祓,おおはらえ):水無月祓・夏越祓ともいう。上半期のみそぎ。
+  ; 大祓(おおはらえ)  : 水無月祓・夏越祓ともいう。上半期のみそぎ。
 ===== 七月（文月・ふみづき） =====
 ====七日====
-:&ruby(七夕,たなばた):&ruby(乞巧奠,きこうでん)とも。五節句の一つ。牽牛・織女を祭る。
+  ; 七夕(たなばた)  : 乞巧奠(きこうでん)とも。五節句の一つ。牽牛・織女を祭る。
 ====十五日ごろ====
-:&ruby(盂蘭盆会,うらぼんえ):先祖の霊を祭る。
+  ; 盂蘭盆会(うらぼんえ)  : 先祖の霊を祭る。
 ====二十八日====
-:&ruby(相撲節会,すまいのせちえ):全国から力士が召され、宮中で相撲をとる。
+  ; 相撲節会(すまいのせちえ)  : 全国から力士が召され、宮中で相撲をとる。
 ===== 八月（葉月・はづき） =====
 ====一日====
-:&ruby(八朔,はっさく):豊作を祈願する。朔は一日の意。
+  ; 八朔(はっさく)  : 豊作を祈願する。朔は一日の意。
 ====十五日====
-:&ruby(中秋,ちゅうしゅう):月見をし、すすきや団子を供える。
-:&ruby(石清水放生会,いわしみずほうじょうえ):石清水八幡宮の例祭。鳥や魚を放つ法会。
+  ; 中秋(ちゅうしゅう)  : 月見をし、すすきや団子を供える。
+  ; 石清水放生会(いわしみずほうじょうえ)  : 石清水八幡宮の例祭。鳥や魚を放つ法会。
 ====秋分の日====
-:&ruby(彼岸会,ひがんえ):秋分の日を中日として、前後七日間の法要。
+  ; 彼岸会(ひがんえ)  : 秋分の日を中日として、前後七日間の法要。
 ===== 九月（長月・ながつき） =====
 ====九日====
-:&ruby(重陽,ちょうよう):五節句の一つ。重九・菊の節句とも。菊酒で長寿を祈る。
+  ; 重陽(ちょうよう)  : 五節句の一つ。重九・菊の節句とも。菊酒で長寿を祈る。
 ====このころ====
-:&ruby(司召除目,つかさめしのじもく):秋の除目。中央官の任命。
+  ; 司召除目(つかさめしのじもく)  : 秋の除目。中央官の任命。
 ===== 十月（神無月・かんなづき） =====
 ====一日====
-:&ruby(衣更,ころもがえ):装束、調度を冬物に変える。
+  ; 衣更(ころもがえ)  : 装束、調度を冬物に変える。
 ====上の亥の日====
-:&ruby(亥の子の祝い,いのこのいわい):「亥の子餅」を食べる。室町以降は中の亥の日。
+  ; 亥の子の祝い(いのこのいわい)  : 「亥の子餅」を食べる。室町以降は中の亥の日。
 ===== 十一月（霜月・しもつき） =====
 ====十五日====
-:&ruby(七五三,しちごさん):男子は三歳・五歳、女子は三歳・七歳のとき氏神に詣でる。
+  ; 七五三(しちごさん)  : 男子は三歳・五歳、女子は三歳・七歳のとき氏神に詣でる。
 ====中の卯の日====
-:&ruby(新嘗祭,にいなめまつり):新米を天皇が神に供える。
+  ; 新嘗祭(にいなめまつり)  : 新米を天皇が神に供える。
 ====中の辰の日====
-:&ruby(豊明節会,とよあかりのせちえ):新嘗祭の翌日、天皇が豊楽殿で新米を食べ、宴を挙行する。
+  ; 豊明節会(とよあかりのせちえ)  : 新嘗祭の翌日、天皇が豊楽殿で新米を食べ、宴を挙行する。
 ===== 十二月（師走・しわす） =====
 ====十三日====
-:&ruby(事始,ことはじめ):新年の準備を始める。
+  ; 事始(ことはじめ)  : 新年の準備を始める。
 ====十九日====
-:&ruby(御仏名,おぶつみょう):十九日から三日間、宮中で読経。
+  ; 御仏名(おぶつみょう)  : 十九日から三日間、宮中で読経。
 ====晦日====
-:&ruby(大祓,おおはらえ):親王以下すべての官人が朱雀門で一年の穢や罪を祓う。
-:&ruby(追儺,ついな):舎人が鬼に扮して、桃の弓・葦の矢で追い払う。「鬼やらい」とも。近世以降節分の行事に。
+  ; 大祓(おおはらえ)  : 親王以下すべての官人が朱雀門で一年の穢や罪を祓う。
+  ; 追儺(ついな)  : 舎人が鬼に扮して、桃の弓・葦の矢で追い払う。「鬼やらい」とも。近世以降節分の行事に。
 ===== 参考 =====
   * http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/b35/b35cont.html 年中行事絵巻（京都大学）
   * 『年中行事事典』（西角井正慶編・東京堂出版・昭和33年5月）
   * 講談社学術文庫『民間暦』（宮本常一著・講談社・昭和60年12月）