隆房集
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帰る朝(あした)に、「また、いつを待つべし」ともなくて、限りもなき逢ふことを歎くことは、日ごろよりもげに苦しければ、
今宵さへ忍ぶ心のなぐさまで今朝しもいとどものぞ悲しき
かへるあしたにまたい つをまつへしともなくて かきりもなきあふことを なけくことは日ころよりも けにくるしけれは こよひさへしのふ心のなくさまて けさしもいととものそかなしき/s27l
https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/27?ln=ja