醒睡笑 巻8 茶の湯
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祇公1)、信濃路にて、山家の草庵に立ち寄り、茶を所望ありつるに、湯のぬるかりければ、
お茶のぬるきは春のしるしか
すなはち亭坊、
むめ2)過ぎてわがとがのおの3)花ざかり
一 祇公信濃路にて山家の草庵に立寄茶を 所望ありつるに湯のぬるかりけれは お茶のぬるきは春のしるしか 即亭坊 むめ過てわかとかのおの花ざかり/n8-53l