醒睡笑 巻7 舞
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景清(かげきよ)を舞ふに、「法性寺の八つの太鼓をだうだうとぞ打つたりける」と。聞く人、「八つならば続け打ちに数を八つ打たずし、など二つは打ちし」。はら九郎大夫、答へに、「八文字に打ちたれば、八つにてござ候ふは」。
一 景清(かけきよ)をまふに法性寺(ほうしやうじ)の八つの太鼓(たいこ)をだう だうとぞうつたりけると聞人八つならはつづ/n7-55r
けうちに数を八つうたずしなと二つはう ちしはら九郎大夫こたへに八文字にうち たれは八つにて御座候は/n7-55l