醒睡笑 巻7 謡
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太閤秀吉公1)、聚楽にて能を御沙汰ある時、本因坊2)見物する桟敷へ、雄長老、狂歌を送られし。
ごばんまで本因坊が能を見ば目は白黒くなりぬべきかな
一 太閤秀吉(ひてよし)公聚楽(じゆらく)にて能を御沙汰ある時/n7-51r
本因(ほんいん)坊見物する桟敷(さんしき)へ雄(ゆう)長老狂歌を をくられし 碁盤(ごばん)まて本因坊が能を見は 目は白黒くなりぬへきかな/n7-51l