醒睡笑 巻5 婲心
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大内殿1)在京の時、京より御台(みだい)へ
なびくなよ手馴し庭の糸薄(いとすすき)いかなる風のたよりありとも
大内殿御台の返歌
風もなしなびかぬものを糸薄君を思へば心みだるる
一 大内殿在京の時京より御臺(みたい)へ なひくなよ手馴し庭の糸すすき/n5-20r
いかなる風のたよりありとも 大内殿御臺の返哥 風もなしなひかぬ物を糸薄 君を思へはこころみたるる/n5-20l