一言芳談抄 巻之上
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又云はく1)、「一念を不定(ふぢやう)に思ふは、念々の念仏ごとに、不信の念仏になるなり。そのゆゑは、阿弥陀仏は一念に一度(いちど)の往生をあてをき給へる願なれば、念ごとに往生の業(ごふ)となるなり」。
又云。一念を不定(ぢやう)に思ふは。念々の念仏ごとに。不信(しん)の 念仏になる也。其故(そのゆへ)は。阿弥陀(あみだ)仏は一念に。一度(ど)の 往生(わうしやう)をあてをき給へる願(ぐはん)なれば。念ことに往生の 業(ごう)となるなり/ndl1-7l
https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583390/1/7